Atelier KAN's report

  • 鹿児島市の建築設計事務所・アトリエ環の建築レポートです。
  • 鹿児島を拠点に、新しい建築空間を提案する設計事務所を目指しています。
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  • Archive for 11月, 2005

    05/11/16
  • 16
  • Nov
  • 2005
  • 稲森内科消化器科

    コンクリート打ち

    まるで巨大なカマキリの前足のような、コンクリートを圧送するポンプ車2台によるコンクリート打ちの様子です。長い時間を掛けて組み上げた型枠と鉄筋にコンクリートを素早く確実に流し込まなくてはいけないコンクリート打ちのクライマックス作業で、筒先の指示によりコンクリートの噴出すパイプを御していく様は気迫に満ちており、崇高なものさえ感じるほどです(これぞ男の仕事)。
    十分にコンクリートの充たされた型枠は、圧力による張りを与えられ、粉っぽい独特の匂いと型枠の隙間から搾り出される水分、コンクリートの反応熱で、まるで生気を得たかのように生き生きとしてくる瞬間でもあります。


    05/11/9
  • 09
  • Nov
  • 2005
  • 星ヶ峰の住宅

    働く車

    以前エントリーした「ニュータウン」に建つ住宅の鉄骨が立ち上がりました。
    廻りは、現場に訪れる度に新しい住宅が増えていき、物凄いスピードで町並みも変化していきます。この住宅の現場だけが、他とは違うスロウな時間で流れているようで、やっと形になってきたというような感じですが、決して工事が遅れている訳ではなく、むしろ廻りが速すぎるのだと思っています。
    それにしても、クレーン車と鉄骨構造の組み合わせは、「働く車ここにあり」と言うような感じで絵になりますね。


    05/11/4
  • 04
  • Nov
  • 2005
  • うえやま腎クリニック

    型枠

    鉄筋コンクリート構造の建物は、型枠と呼ばれる型を型枠大工さんが作成しその中に鉄筋を組みそしてコンクリートを流し込み、十分コンクリートが固まった状態で脱枠します。
    つまり型枠大工さんは、建物の原寸大の模型を、しかも反転した状態で製作していると言えます。
    素晴らしい技です、これこそ匠と言えるのではなかと常々思っています。


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