コンクリート打ち
まるで巨大なカマキリの前足のような、コンクリートを圧送するポンプ車2台によるコンクリート打ちの様子です。長い時間を掛けて組み上げた型枠と鉄筋にコンクリートを素早く確実に流し込まなくてはいけないコンクリート打ちのクライマックス作業で、筒先の指示によりコンクリートの噴出すパイプを御していく様は気迫に満ちており、崇高なものさえ感じるほどです(これぞ男の仕事)。
十分にコンクリートの充たされた型枠は、圧力による張りを与えられ、粉っぽい独特の匂いと型枠の隙間から搾り出される水分、コンクリートの反応熱で、まるで生気を得たかのように生き生きとしてくる瞬間でもあります。