今回の建築は、鹿児島市内の新興住宅地に建つ特別養護老人ホーム「ねむの里」の増築工事です。小高い丘の上に位置し眺望に恵まれた立地です。
既存建物(他社の設計)の前面駐車場の限られたスペースに将来の増築の余地を考慮する必要もあり、1階をピロティー形式の駐車場とし、2・3階をユニット型介護老人福祉施設としての計画となりました。
平面の形状は、敷地形状に馴染ませる事、眺望を生かす事、ユニット毎のまとまり、特徴的な柔らかい外観のイメージを作り出す事を意識し、扇型になっています。ランダムに再生木ルーバーを配した、段差の無いデッキを外周に巡らせる事で、縁側的な半屋外空間を作り、外観の特長ともなっています。
また、可能な限り木材や塗り壁等を内部に使用する事で、本物の介護を提供する施設に相応しい空間を目指しました。

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名称:ふれあいの街 ねむの里
用途:特別養護老人ホーム
所在地:鹿児島市山田町2405-1
敷地面積:11,711.75u
延床面積:6,219.85u(全体)
     1,918.34u(増築部)
構造:鉄筋コンクリート造3階建
竣工:2012年3月
施工者:椛O田組